アキラとシゲルは、故郷の期待を背負って厳しい入学試験を勝ち抜き、栄光の「大東京学園」の門をくぐった。
それは入学試験を上まわる過酷な競争のスタートであった。あまりの辛さに脱走を試みる者は後を絶たず、取り締まりを強化する学園側とのイタチごっこが続いている。
はたして学園のカリキュラムに従い卒業総代をめざすことが、本当にエリートへの道なのか? 疑問を持ったアキラとシゲルは、学園の深部に分け入り、これまで明かされなかった秘密を目の当たりにする。
評価=☆☆☆☆ (5つ星が満点)
地球は環境汚染が進み、日本人に許された仕事は廃棄物処理だけ。サブカルチャーは一部の伝統芸能を除いて全て禁止された近未来社会。
フィクションとはいえ、作家さんにとっても、読書を愛する人々にとっても笑えない状況です。
しかし序盤でいきなり
「卒業総代になりたいかーっ!」ときて、「大東京学園入学選抜ウルトラ・クイズ」が始まりますからね。最初は早押しです。ピンポーン。
ライトノベルの味わいです。全編にちりばめられた昭和サブカルチャーの断片が微妙な笑いを誘います。
しかし殺傷や拷問のシーンは女性作家が書いたとは思えぬ凄惨さ。もし映像化するなら多少の調整は必要でしょうが、アニメーションではダメですね。昭和サブカルチャーをリアルに再現してほしいので、やはり実写でないと。
陽性の『バトル・ロワイアル』とでも言える仕上がりになるかもしれません。
というわけで妄想キャスティング。
華麗で端正な美少年の「アキラ」に……やっぱり藤原竜也、かなあ。

成宮寛貴でもいいかも。

「大東京学園入学選抜ウルトラ・クイズ」の場面には、やはり福留さんをお呼びしましょう。
ニューヨークへ行きたいかーっ!

